補聴器を装用すれば、すぐに昔の聞こえが戻ると思われている方も多いのですが、実際には耳と脳が補聴器になれるまでに多少時間がかかります。
耳は感覚器官であり、きちんと調整がされていても補聴器の音にはすぐには順応できません。
まずは短い時間で補聴器に慣れるトレーニングを少しずつはじめましょう。最初から長時間補聴器を使うと、慣れていないのでとても疲れてしまいます。少しずつトレーニングを重ね、だんだんと装着の時間を増やすようにし、疲れたら補聴器を耳から外して休みましょう。
そして自分で上手く補聴器をはめることにも慣れが必要です。最初のうちは耳が痛くなったり、かゆくなったり、うまくはまっていないことから音が耳から漏れ出してしまったりしまうこともあります。
しかし、以前の補聴器とは比べ物にならないほど今の補聴器は性能がよくなってきているので、補聴器の有効性を実感できるまでの時間ははるかに短くなっています。初めから違和感なくお使いいただける方も少なくはありません。
大半のお客様が2週間くらいで補聴器の有効性を実感されています。